九州大学大学院農学研究院
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農業農村開発経済学(Agricultural and Rural Development Economics)ユニット

東南アジア(ASEAN)諸国においては、農業を基幹産業とする農村地域全体の発展が政策的にも重要なテーマである。そこで、農業および農村開発について農業経済学の視点から教育研究する. 東アジア(広義)諸国の経済発展は、日本が先導とする「雁行形態」型の経済発展として類型化されてきた。ベトナムは、発展中心グループの中では、今後、大きな発展が期待される国であり、日本の農業農村開発の経験を最も必要とする国と言える。ベトナムにおける国際農業教育・研究推進機構」の活動は、将来、発展候補グループ(ミャンマー、ラオス、カンボジア)への活動拡大の基盤となるものである。本ユニットでは、東南アジア(ASEAN)諸国をはじめとする発展途上諸国の農業・農村の発展に必要な技術と経営、社会経済制度について、国際開発論及び国際関係論の観点から教育・研究を行う。また、農業・農村の発展を主導する農業経営成長のための農業経営戦略とその実現に向けた意思決定支援方策について,経営学及び地域計画論の観点から教育・研究を行う。本ユニットと関係の深い専攻である農業資源経済学専攻は、環境生命経済学、農政学、農業経営学、食料産業システム解析学、食料流通学、国際農業開発学の6つの研究分野から構成されている。このうち、本ユニットと最も密接に関係する研究分野は、客員研究分野である国際農業開発学研究分野である。