平成18年度後期「食品開発学特論」
19年1月12日(金) 農学部4号館110番教室 4限目 15:00-16:30
梶原禎智氏 キリンビバレッジ株式会社キリン・トロピカーナ技術部
「”飲料開発概論=ゼロから上市までのプロセスと社会科学・自然科学の関わり=”」

受講登録者数:95名

実施報告

“飲料開発”は、市場の認識から潜在的ニーズの探索といった創造的活動に端を発し、原料の選定・調達、安全性の評価、製造の実現性(設備投資とその採算性も含む)、容器・容量・価格の設定、パッケージデザイン・ネーミング開発、お客様への受容性の客観的な評価といった具現化する過程を経て市場へと上市され、流通、発売後の消費者からの意見とそのフィードバック至る多岐にわたるダイナミックな活動である。本特論では、縁者の経験した飲料開発のプロセスとそのプロセス毎に関わる社会科学・自然科学について総説されるとともに、具体的な商品開発の事例が紹介され、受講学生に対して、研究開発における実践性と展開力の必要性を理解させるなどの教育効果があった。

講義資料

講義風景