平成18年度後期「食品開発学特論」
19年2月8日(木) 国際ホール 3限目 13:00-14:30
筬島克裕氏 仙味エキス株式会社
内容「水産系の天然調味料の開発エピソードや、イワシの機能性ペプチド(降圧作用の特定保健用食品素材)開発経緯などについて」
受講登録者数:95名
実施報告
今後、食品産業に携わる者には「食」の基本的な役割(機能)を正しく理解し、健康で豊な食生活と子孫繁栄のための「食」に関する研究開発を押し進めていくことが求められており、本講義では食品の機能特性に注目して行われた実際の天然調味料の開発(嗜好性)や特定保健用食品の開発(機能性)などの食品開発実例が紹介された。本講義の内容は、受講学生に対して、本教育プログラムにおいて研究開発における実践性と研究の展開力の必要性を理解させるなどの教育効果があった。
講義資料
九州大学大学院生物資源環境科学府「食品開発学特論」
平成19年2月8日
仙味エキス(株)筬島克裕
「水産天然調味料および機能性ペプチドの開発戦略」
~~「安全でおいしく健康に役立つ商品」を追求して~~
人類の歴史は一面「食生活向上の歴史」ともいえますが、未だ飢えと貧困にあえぐ後進国がある一方、先進諸国では過剰栄養の弊害から「生活習慣病」が大きな問題となり、
また生物の生存をも脅かす様々な環境問題が生じる中で、現代は地球規模で「食」を考えなければならない時代です。 今後、我々食品産業に携わる者は「食」の基本的な役割(機能)を正しく理解し、健康で豊な食生活と子孫繁栄のための「食」に関する研究開発を押し進めていくことが求められています。
ここでは食品の機能特性からみた実際の弊社の開発実例を紹介致します。
1)企業紹介
2)食品産業を取り巻く環境
3)食品の3大基本機能
4)食品の品質管理(安全性)
5)天然調味料の開発(嗜好性)
6)特定保健用食品の開発(機能性)
7)みなさんに望むこと
講義風景