「食品開発学特論」
19年10月10日(水) 3限目 13:00-14:30  4号館110教室
吉瀬功勉 氏 株式会社クロレラ本社 品質管理部 部長

「食」と「社会」と「不健康」

 食品市場には商品が満ち溢れ、品不足とはほど遠い食品過剰の状況である。それでもなお、消費者の潜在的な要求を満たそうと食品企業は次々と新しい食品を世に送り出している。食品保健指導士でもある演者は、本特論でまず「健康」に関連した食情報の真偽など、現代人が陥りやすいフォードファディズムについて紹介し、次に演者の経験したプロバイオテック乳酸菌飲料開発のプロセスとその乳酸菌飲料の食品機能性について解説、さらに商品開発後に消費者の認知と理解を促進するためのプロモーション法を具体的な事例をあげて解説され、受講学生に対して、研究開発における情報の重要性と正確な製品情報の提供の必要性を理解させるなどの教育効果があった。

講義資料