19年10月31日(水)1限目 8:40-10:10   防音103教室
青山敏明 氏 日清オイリオグループ株式会社 中央研究所 所長
「油脂の栄養と特定保健用食品の開発」

油脂メーカーの研究開発の責任者である演者は、まず油脂の構造、分類および物理化学的性質などを説明し、続いて油脂特に中鎖脂肪酸の代謝、消化吸収機構、さらに栄養機能性について平易に解説した。次に、特定保健用食品としての中鎖脂肪酸含有脂肪(MCT)の食品としての有効性を検証するために実施された数多くの研究データを紹介しながら、企業は安全性確保のために相当の時間とコストをかけていること、また食品メーカーは機能性食品を開発する際、食品と薬品との違いを明確にしたうえで商品を開発する必要性を強調した。最後に、安全と安心に信頼を加えた健全性が21世紀の食品産業にとり決定的な重要性を持っていることを理解させるなど、教育効果があった。

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