19年11月9日(金)3限目 13:00-14:30   4号館110教室
古賀信義 氏 資生堂 リサーチセンター 化粧品開発センター スキンケア製品研究所
「化粧品概論〜主にスキンケア製品について」

大手化粧品メーカーの演者は、まず、化粧品の研究開発に携わる研究者は、化粧品に関わるあらゆる科学、技術、感性を高めるとともに、それぞれの知識と知恵とを柔軟かつ自在に統合し、結集することで顧客のための「新たな価値」を創造していると述べた。そして、化粧品は美しい肌と若々しい肌を実現する「機能性」、心地よさにつながる「感性」、「安心・安全な品質」を統合してはじめて商品化されることを強調した。講義ではさらに、製剤技術開発に不可欠な化粧品の乳化性、可溶性および分散性について平易に解説、また物性、香料、色彩といった処方開発に関する具体例を紹介しながら、実際に製品化された商品を受講者に提示した。最後に、化粧品メーカーは「美しい生活文化の創造」をめざし、社会活動を推進するという理念に燃えて、研究開発にあたっていることを理解させるなど、教育効果があった。

講義風景 

     

 

   

講義資料

無し