平成21年度後期「食品開発学特論」

 21年11月24日(火)3限目 13:00-14:30  4号館110教室

 小松 一郎 氏 
 サッポロビール株式会社 マーケティング本部 新価値開発部 パッケージング技術開発センター センター長




■「ビールの容器包装開発」

小松講師による「ビールの容器包装開発」についての講義では、まず、食品関連企業における容器包装に関する研究開発の現状について事例に基づいて説明が行われた。容器包装の基本機能を保持しつつ、法規制をクリアした新しい容器包装開発の難しさ,さらに、環境への配慮、二酸化炭素削減への対応など、今後の重要課題が数多く残っていることが示された。本講義の内容は、受講学生にたいして、食品開発は、中身の機能性新規性も重要であるが、これを安全かつ低コストで、消費者の使い勝手の良い容器包装で流通させる新規技術開発の重要性、さらに新しい容器包装技術の実用化には、これにより新たに生じる製造上の問題点解決のための評価方法の開発も必要になることなど、奥の深い重要な学問分野であることを理解させる教育効果の高いものであった。

講義風景

講義資料