九州大学 大学院農学研究院 資源生物科学部門

農業生産生態学分

Laboratory of Agroecology


    更新日 2016-11-07 | 作成日 2008-05-16

 農業生産生態学分野は,作物部門と園芸部門(蔬菜・花卉,果樹)から構成されており,先端情報技術をとりいれながら環境保全型農業や物質循環型農業の発展を目指しています.農業現場での問題を解決するために,原町農場(24ha)や果樹園の篠栗農場(20ha)に広がる附属農場のフィールド,温室,実験室を活かし,基礎的・応用的な研究テーマに取り組んでいます.四季折々,農作物の栽培,収穫,調理などを身近に体験できる環境のなかで研究に取り組めることも魅力のひとつです.

附属農場のホームページはこちらをご覧ください.

スタッフ紹介

教 授 望月俊宏 (附属農場 研究部長, 作物部門主任) [研究者情報へ]

 地球規模での環境悪化と人口増加により,近い将来には世界的な食糧危機にみまわれると予想されている.このことに危機感を持っており,不良環境下における作物栽培に関する研究を中心に行っている.熱帯モンスーンに栽培され,洪水や旱魃などに強いとされる浮稲を多数(約700系統)収集・保存し,その生理・生態について明らかにしてきた.最近ではその遺伝性やDNAレベルでの解析にも力を注いでいる.また,マメ科作物における耐湿性のメカニズムを根の形態形成の点から明らかにするなど,土壌環境と根の 生育との関係を中心に解析を行っている.留学生を含む大学院生の論文作成の指導に当たるとともに,農場実習や公開講座においては実学としての農学教育を行 うように心がけている.また,IPSAにおいて研究指導を行うなどの国際協力を行っている.

准教授 尾崎行生 (附属農場 園芸部門主任, 蔬菜・花卉研究室室長) [研究者情報へ]

 園芸作物における種・品種分化の解明や育種および生理生態的特性に関する研究を行っている.大学院教育として,農業生産生態学講座ならびにその関連講座である農業植物科学講座(園芸学分野)の大学院生に対する修士論文・博士論文の作成指導補助を行い,学部教育として,農学部学生への農場実習と低年次学生への全学共通教育科目を分担するとともに,関連講座である園芸学研究室の学生に対する卒業論文作成指導補助を行っている.社会連携活動として学校教員や一般市民に対する公開講座の講師を務め,農業生産に対する体験的教育と農学研究の普及を行っている.

助 教 酒井かおり (附属農場 園芸部門 果樹研究室室長) [研究者情報へ]

 果樹における育種や諸形質の遺伝および栽培技術に関する研究を行っている.農業生産生態学講座の関連研究室である園芸学研究室の大学院生および学部生の研究補助も行っている.学部生を対象とした農場実習では,露地および施設栽培を行い,果樹栽培の基礎技術と生産体系について指導している.

助 教 安彦友美 (附属農場 作物部門 作物・機械研究室室長)
[研究者情報へ]

 水田など湿地環境における作物の生長と適応性をキーワードに,生理生態的特性と栽培技術に関する研究を行います.農業生産生態学分野の大学院生と学部生には,基礎的な実験の指導補助を行います.学部生を対象とした農場実習では,実体験を通じて作物の特性や農業機械のしくみを理解できるよう,技術(専門)職員ら4名と取り組んでいます.田植えなど昔ながらの農法と農業機械による近代的な農法とを紹介するよう心がけ, イネとダイズの栽培,収穫,収量調査,食味に関する実習です. 作物見本園では約50品種の有用作物の実物を観察することができ,実習では旬な見どころを紹介します.

テクニカルスタッフ 軣奈都子 (附属農場 作物部門)

  力仕事!!繊細な仕事!!両方イケます.

技術補佐員 坂元ユカリ (附属農場 作物部門)

 大豆の種子取りおまかせ下さい.

研究テーマ

作物

 ダイズの耐湿性に関する研究
 イネの水利用効率に関する研究
 飼料用イネ品種の開発
 米糠油原料用イネ品種の開発

果樹

 三倍体無核ブドウの育種
 短い幼若期間を持つカンキツ台木の育種
 果樹の系統発生と品種分化

蔬菜・花卉

 アスパラガスの耐病性育種に関する研究
 アスパラガスにおける倍数性制御に関する研究
 アスパラガスにおける花器形態変異に関する研究
 食用ハス(レンコン)の根茎着色と幼若性に関する研究
 ヤブツバキ’玉之浦’の覆輪形成に関する研究
 シクラメンの八重咲きに関する研究

最近の卒論・修論・博論のテーマ

関連研究室に所属される学生の担当研究テーマも含みます.

卒業論文

2015年度

古賀 雅大(作物学研究室所属)
ダイズ幼苗の嫌気条件下における根の伸長成長と通気組織形成の関係ならびに形成要因の解析

柿添絵 美香(園芸学研究室所属)
近縁種を利用した茎枯病抵抗性アスパラガス育成に関する研究

橋本 知佳(園芸学研究室所属)
SSRマーカーによるブドウ品種‘BKシードレス’の品種識別

安澤 沙織(園芸学研究室所属)
マタタビ属植物の低樹高開花性に関する研究

2014年度

末松 恵祐 (植物生産生理学研究室所属) 
ダイズミニコアコレクションにおける幼苗期嫌気耐性の品種・系統間差異

尾潟 隼平 (園芸学研究室所属)        
糖処理がシクラメンの生育に及ぼす影響
川野 聡子 (園芸学研究室所属)        
植物生長調節物質と生育温度がシクラメンの花弁着色に及ぼす影響

中楯 知沙 (園芸学研究室所属)        
近縁種を利用した茎枯病抵抗性アスパラガス育成に関する研究

2013年度

荒木 香奈 (園芸学研究室所属)
ヤブツバキ‘玉之浦’の覆輪形成に関する研究

西村 天志 (園芸学研究室所属)
シクラメンにおける八重咲き品種の花寿命と葉形態変異

吉田 沙希 (園芸学研究室所属)
アスパラガスにおける倍数性の遺伝育種学的利用に関する研究

坂口 鉄兵 (園芸学研究室所属)
マタタビ属植物の低樹高開花性に関する研究

2012年度

頼富 亮典 (園芸学研究室所属)        
アスパラガスの育種に関する研究 ー耐病性および二倍体紫色品種の作出ー

竹下 和希 (園芸学研究室所属)        
日本に自生するサルナシおよびウラジロマタタビの遺伝的多様性

2011年度

松元 聡憲 (植物生産生理学研究室所属)  
ダイズの発芽後耐湿性における溶存CO2濃度の影響について

高村 麻理奈 (園芸学研究室所属)      
ツバキ属植物の複色花形成に関する研究

森 三紗 (園芸学研究室所属)        
マタタビ属植物における低樹高開花に関する研究

2010年度

岩川 レイ (園芸学研究室所属)        
ヤブツバキ’玉之浦’花弁の白覆輪形成機構に関する研究

岩戸 美由紀 (園芸学研究室所属)      
種間交雑による耐病性アスパラガスの育種に関する研究

修士論文
2015年度

徳永 由紀(園芸学研究室所属)
八重咲きシクラメンの花色と花色素

2014年度

松元 聡憲                     
湛水下における根圏の高CO2条件がダイズ幼苗に及ぼす影響について      

田端 倫大                     
嫌気条件下におけるダイズ幼苗の根系形成に関する量的形質遺伝子座解析

頼富 亮典 (園芸学研究室所属)      
近縁種を利用した病害抵抗性アスパラガス品種の作出に関する研究

2013年度

月井 美郷 (園芸学研究室所属) 
複色花シクラメンの花色発現に関する研究

2012年度

Nguyen Van Loc               
水耕栽培下におけるイネの水利用効率ならびに窒素利用効率の品種間差違について

Nguyen Thi Ngoc Dinh           
節水栽培下におけるイネ品種の水利用効率の解析

岩戸 美由紀 (園芸学研究室所属)                 
Study on breeding of disease resistant asparagus through interspecific hybridization.

村上 直史 (園芸学研究室所属)                   
食用ハス(レンコン)の根茎着色と幼若性に関する研究

2011年度

小佐々 雅子 (園芸学研究室所属)                  
アスパラガスにおける多胚出現および倍数性

2010年度

福嶋 宏史 (園芸学研究室所属)                   
ウラジロマタタビの倍数体作出に有効な倍加処理法の検討

竹内 陽子 (園芸学研究室所属)                   
Studies on Sexuality and Unexpected Ploidy Variation in Asparagus officinlais L. through SSR Markers.

黒田 和宏 (園芸学研究室所属)                   
キウイフルーツおよびその近縁種の遺伝・育種に関する研究    

博士論文

2015年度

Nguyen Thi Ai Nghia
Genotypic variation in morphological and physiological characteristics of rice (Oryza sativa L.) under aerobic conditions.

2014年度         

水ノ江 雄輝 (園芸学研究室所属)
Molecular Mechanism and Physiological Control of Double Flowering in Cyclamen.

2013年度

2012年度

Ohn Mar Khin                 
Studies on Aleurone Traits Contributing to Lipid Content of Rice Grain.

森山 友幸 (園芸学研究室所属)                   
ナスの促成栽培における株元加温に関する研究

2011年度



大学院生・学部生の紹介と研究テーマ

学術研究員

竹内 陽子
日本固有種で実現させる世界初のアスパラガス茎枯病抵抗性系統育成とマーカー開発

博士後期課程

3年
北川  寿 (社会人 4月入学)
温暖化に対応した暖地水稲の落水管理法の開発

坂本 隆行 (社会人 4月入学)
アスパラガス収穫作業の軽労・省力化技術の開発

澤田 倫平 (社会人 10月入学)
重イオンビーム照射によるレタス低褐変変異誘導と変異選抜技術の開発
2年 
伏原 肇 (社会人4月入学)
イチゴの高収益生産技術に関する研究

川口 岳芳 (社会人 10月入学)
ワケギ安定生産のための種球栽培,貯蔵および植え付け作業の省力化に関する研究

Nguyen Van Loc (特別コース10月入学)
嫌気条件下におけるダイズの根の生長に関するQTL解析
QTL analysis and candidate genes for root growth under hypoxia condition.

1年 
松元 聡憲
ダイズの根形質の遺伝的変異および根の垂直分布または耐旱性との関連.

Corales Minerva Mauro (特別コース10月入学)
イネの節水栽培に関する研究
QTL mapping & introduction of candidate genes of rice in aerobic rice system.

Dang Thi Thu Hien(特別コース10月入学)

修士課程

2年
末松 恵祐
ダイズ幼苗期における嫌気耐性に関する研究
Studies on hypoxia tolerance of soybean at seedling stage.

尾潟 隼平 (園芸学研究室所属)
食用ハス(レンコン)における根茎着色形質の生理生態的特性ならびに遺伝性

中楯 知沙 (園芸学研究室所属)
アスパラガス育種へのハマタマボウキの利用に関する研究

1年
古賀 雅大
ダイズの一次通気組織の形成要因と機能に関する研究
Study on formation factors and function of the primary aerenchyma in soybean.

柿添絵 美香 (園芸学研究室所属)
近縁種を利用した茎枯病抵抗性アスパラガス育成に関する研究

安澤 沙織 (園芸学研究室所属)
マタタビ属植物の低樹高開花性に関する研究

Pham Thi Thanh Huyen(特別コース10月入学)

Nguyen Thi Mai Phuong(特別コース10月入学)


学士課程(在籍研究室)

4年
山本 紗代(園芸学研究室所属)
アスパラガスにおける花器形態突然変異の遺伝的制御について

(平成28年11月7日現在)

問い合わせ/大学院受験希望者へ

大学院受験希望の方は,出来るだけ事前に下記問い合わせ先にご連絡下さい.

〒811-2307 
福岡県糟屋郡粕屋町原町111  地図
九州大学大学院農学研究院 農業生産生態学分野

連絡先
望月 俊宏 教授 (作物)
   TEL: 092-612-2865
   E-mail: mochizuki@farm.kyushu-u.ac.jp

尾崎 行生 准教授 (蔬菜・花卉)
   TEL: 092-612-2864
   E-mail: ozaki@farm.kyushu-u.ac.jp

酒井かおり 助教 (果樹)
   TEL: 092-947-0182
   E-mail: sakai@farm.kyushu-u.ac.jp

安彦友美 助教 (作物)
   TEL: 092-612-2866
   E-mail: abikotomomi@farm.kyushu-u.ac.jp

大学院入学案内はこちら.  募集要項はこちら.

リンク



農学部附属農場ホームページへ.[HP]

九州大学園芸学研究ユニットホームページへ.[HP]

九州大学/大学院農学研究院・大学院生物資源環境科学府・農学部ホームページへ.[HP]

九州大学のホームページへ.[HP]


来訪者数

アクセスカウンター

(2014年3月14日以降)