学生による研究室紹介
研究室ではどんなことをするの?
実験・データ解析
PCRや血漿タンパクの定量、免疫染色、細胞培養など個人の研究テーマに応じて実験が行われています。数分おきに操作が必要なものから短時間で終了するもの、様々です。また、マウスを使用した実験では行動試験によりマウスの状態を見ます。実験により得られたデータはパソコンを用いて解析しています。
動物の飼育
この研究室ではマウスを用いて様々な行動試験や遺伝子解析を実施することが多いです。動物は専用の飼育施設で飼育しており、定期的に餌や水を与えたり様子を見たりするために施設に行きます。
論文紹介
自身の研究に関係のある論文を教授や他のメンバーに紹介しディスカッションします。当番制になっており、当番の人は論文の内容をスライドなどにまとめて発表します。
ディスカッションでは
・なぜその条件で実験を行ったのか
・データの解釈の仕方
・筆者の論理に抜け落ちている点はないか
などを議論します。
論理的・批判的なものの見方がここで養われ頭のトレーニングになります。そうしたトレーニングはのちの自身の実験にも活きてきます。
ミーティング・中間発表
週に一度、自身の研究の進捗を報告します。自身の実験成果が他のメンバーの実験にかかわることも多いので報・連・相はめちゃくちゃ大事です。
研究室の行事
メンバーの親睦を深めるために色々やってます。
誰かの家で飲み会したり
忘年会したり
歓迎パーティーしたり
コロナの影響で開催できていないイベントもありますが、いつかできるといいなあ・・。
大学院生の1日
以下は一例です。各自のテーマや進捗状況により実験作業内容や時間は異なります。
〜修士課程1年生A〜
今はマウスを飼育しておらず、解析メインの研究室生活を送っている。
9:00〜9:30 研究室に到着。やるべき事や1日のスケジュールを確認。パソコンを開きメールのチェックも。
10:00 マウスの行動試験の解析を進める。画面を見てばかりなので適度にストレッチを挟む。
11:00 発表に向けて文献探し。英語で論文を探したり読み進めたりするのはなかなか大変…
11:45 食堂が混み始める前に同期と食堂へ。食べ過ぎると午後眠くなるので腹八分を目安に。今日の昼ご飯は小エビ天ぷらうどん!
12:30 自分のデスクに戻り、午後の実験予定を再確認。
13:00 今日はマウスの脳サンプルからRNA抽出を行う。ピペットマン操作の手腕が問われる。
15:30 学生室に戻る。実験結果を実験ノートにしっかり記載。
15:45 お菓子を食べて、実験で疲れた脳に栄養補給。同期と最近の実験進捗を報告し合ったり、雑談をしたりと貴重な談笑タイム。
16:00 発表に向けてスライド作成に取り掛かる。聞き手に伝わりやすいデザインを心がける。
17:30〜18:00 大学での1日が終わる。今日の振り返りや明日のスケジュールを立てて帰路に着く。明日も頑張ろう!
〜修士課程1年生B〜
マウスを飼育している場合の一日
9:00〜9:20 研究室に到着。メールと今日一日のスケジュール確認をする。
9:40 飼育しているマウスの床替えと餌の補充のために動物実験施設に向かう。マウスたちは今日も元気でした。よかった。
10:30 大学院の講義を受講。大学院でも講義が週に3~4コマくらいあります。
12:15 ランチ!!生協で弁当を購入。今日は天気が良いので芝生で食べる。
13:00 昨日の実験の続き(免疫染色)。作業間隔が短いので集中!!
14:20 作業が終わった。きちんと染色されていたようだ。先生に結果を見せに行き、報告とディスカッション。
14:40 来週の論文紹介の準備をせねば。スライドをつくりつつ、質問されそうなことへの回答を考えたりして考察を深める。
16:00 業者の方がいらっしゃった。必要な試薬や器具の注文をする。
17:30 アルバイトがある日なので作業終了。バイト頑張ります。