研究室紹介

 私たちが生きていくために毎日食べる食料は、国内で生産されるだけでなく、海外からも輸入されています。時間を超え、場所を越えて、さらには形を変え、食料がいつでも安定的に手元に届くことは、当たり前のようですが、そこには、とても複雑なメカニズムとシステムが構築されています。生産と消費の懸隔を埋めることを流通と言いますが、食料の需給においても様々な流通業が介在します。今日では総菜や加工食品など極めて高度化され、利便性が高い食材を手にすることもできます。
 食料流通研学究室では、農畜産業を含んだこのように幅広い食料産業における流通・市場を対象として、①食料流通における契約取引のメカニズム、②食料流通システムの信頼性確保と制度分析、③食料流通における組織と機能、④食料産地のマーケティング戦略について、流通経済学、情報経済学及びマーケティング論の観点から教育・研究を行っています。