国際的視野を持ったアグリバイオリーダーの育成
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STUDENT INTERVIEW海外の大学で、農学の現状と課題を郷田 乃真人海外大学での問題解決の科学体験プログラム地球森林科学コース森林機能開発分野2013年度参加国際教育チームによる特別授業、現地の農家・農場への実地見学や異文化交流を通じて、世界を取り巻く農学の現状と課題を肌で学ぶ現場実践型プログラムです。プログラム名: ベトナム国立農業大学で生物資源フィールドワークをしよう 2013年以降毎年主な内容: 現地大学生と合同での、生物資源に関する特別講義受講、イネ・茶・果樹等農家でのグループ別調査、畜産農家・コーヒー農園等訪問、     レポート作成、プレゼンテーション。年にALEPに参加したことがきっかけで海外への関心が高まっていたことと、ベトナムの経済や農業にも興味があったことから、このプログラムに参加しました。ハノイ農業大学の学生と共にベトナム各地を巡り、生産者の話を聞き、それらの結果をグループでプレゼンテーションするというフィールドトリップを行いました。目標だった日本とベトナムの農業比較は達成できましたし、現地の学生たちとの友情も育み、たくさんの思い出をつくることもできました。また、交流や大学での講義はすべて英語で行われたため、語学力の向上といった面でも大きな成果を得られました。このプログラムに参加したことで、世界への視野は確実に広がり、将来は海外で活躍できる人材になりたいという思いが強くなりました。現地で得た経験は本当にかけがえがなく、自分にとって一生の財産です。学の講義や実習を通して、農業の重要性や面白さを知り、アジアの農業についても学びたいと思うようになったのが、プログラム参加のきっかけでした。タイの文化や歴史に触れられたことや、熱帯特有のマングローブ林での植樹などは、とてもよい経験となり、また、タイの学生のスムーズな英語にも刺激を受けました。プログラム参加前は英語力に自信がなく、リスクも冒したくないという思いもありましたが、少し勇気を出して挑戦したことで、考え方にも大きな変化が生まれたと思います。STUDENT INTERVIEW平 詠里加生物資源生産科学コース 農学分野2013年度参加ベトナム国立農業大学(旧ハノイ農業大学)STEP!STEP!STEP!タイ・キングモンクット工科大学トンブリプログラム名: キングモンクット工科大学トンブリで、トロピカルサイエンスをしよう 2013年主な内容: 熱帯作物に関する特別講義、ラン栽培農場・マングローブ植林地等へのフィールドトリップ、マーケット見学プログラム名: 国際稲研究所で国際農業研究の現場を知ろう 2015年主な内容: イネ栽培に関する体験型講義、フィリピンの稲作農家訪問、国際稲研究所の 研究者と対談、カビテ州立大学の圃場見学、英語でのプレゼンテーション前大際稲研究所は、貧困と飢餓の削減、稲作農民と消費者の健康改善、持続可能な稲作技術の確立を研究の使命としています。1960年代の緑の革命の端緒となる品種を開発したこの研究所では、世界中のコメ生産に関する問題解決のための実践的な研究が行われています。多様な出身国の研究者が、どのように地球規模の問題に対して解決策を模索し、研究しているかを体感して欲しいと思います。藤田 大輔大学院農学研究院 講師国国際稲研究所(IRRI)担当教員より10

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