国際的視野を持ったアグリバイオリーダーの育成
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学ぶ。スタリカは豊かな生態系を有し、生物多様性に恵まれた、環境保全の先進国です。この環境でサスティナビリティを実践的・体系的に学べるまたとないチャンスだと思い、プログラムに参加することを決めました。現地では固有の動植物を観察するだけでなく、生物学的手法で調査や分析を行い、英語でレポート作成を行いました。授業もすべて英語で行われるため、コスタリカの生態系を理解し、サスティナビリティの概念を得ると同時に、英語で読み、書き、考える力も付いたように思います。また、日本とは異なる英語圏での実験手法についても、学ぶことができました。このプログラムで得た知識と英語力をもとに、農学・作物学的観点から研究を行い、その成果を論文執筆や国際学会への参加を通じて、国際社会に発信できる力を身に付けたいと思います。廣政 恭明大学院農学研究院 准教授STEP!STEP!プログラム名: ジョージア大学コスタリカキャンパスでサスティナビリティを学ぼう 2014年主な内容: サスティナビリティに関する特別講義、昆虫採集、森林胸高直径調査、データ作成、農家でのBiodigester(有機性廃棄物処理装置)     設置、モンテヴェルデ雲霧林訪問、チョコレートツアー、国連平和大学訪問等。プログラム名: カンザス州立大学でミートサイエンスと大規模農業を学ぶ 2015年主な内容: 大規模畜産施設訪問、ミートサイエンスに関する体験型講義、食品製造と管理、食文化、     ミートジャッジング、ホームステイ、交流イベントジョージア大学コスタリカキャンパスコSTUDENT INTERVIEW末松 恵祐生物資源生産科学コース農学分野2013年度参加本は現在、小麦や牛肉を始め多くの農産品を米国から輸入しています。米国中西部、穀倉地帯であるカンザス州において大規模農業とミートサイエンスを学ぶプログラムです。農学部のパートナーであるカンザス州立大学アニマルサイエンス学科の教員・スタッフと連携し、第1週には肉牛の飼育から出荷までの過程について、現地スタッフからの講義や、大学施設を始め、農家や米国の大規模農業施設、企業を訪問し学びます。第2週以降は、牛肉の出荷から販売・調理・品質管理に至るまで、授業ならびに実習を通して学びます。また、日系企業訪問や小学校訪問、大学での国際交流イベント参加、ホームステイなど、現地の方との交流を深めます。日カンザス州立大学担当教員より11

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