2020東京五輪/パラに向けたデングウイルス感染蚊駆除訓練に参加しました

国立感染症研究所昆虫医科学部主催のデングウイルス感染蚊駆除訓練が2019.9.2に東京都新宿区の新宿御苑で開催され、ヒトスジシマカ媒介疾患対策の訓練を実施しました。来年開催される東京オリンピック・パラリンピックにおいて、多くの来日客が日本 (とりわけ東京) に集まることが予想されています。こういったケースでは感染症の拡大リスクも平時より高くなると考えられるため、万が一デング熱やチクングニア熱がアウトブレイクしたことを想定し、自治体・研究機関・PCO (ペストコントロール協会) 間の情報伝達制度の整備と、発生推定地における媒介蚊防除を行いました。
我が国では2014年に東京都におけるデングウイルスアウトブレイクを経験しておりますが、こういった際には媒介蚊駆除が必要な施設を管理する自治体から研究機関・PCOへの調査・駆除の要請を受けて対策することになります。そのため、事前に連絡体制を構築するとともに、調査・駆除方法を確立しておかなければなりません。今回の訓練を通して防疫体制の再確認と、蚊媒介性疾患に関する啓蒙ができたのではないかと思います。



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