九州大学熱帯農学研究センター

国際協力

国際協力・共同研究

 本センターでは,これまで多くの国内外の研究機関と共同研究を実施し,また国際協力にも積極的に関与してきました.最近では次のような例があります.

バングラディッシュ農業大学院計画

 1985年から1995年に実施された国際協力事業団(JICA)による高等農業教育・研究プロジェクトで,本研究センター,本学農学部および九州・沖縄・山口の各大学農学部が支援・実施した.
 本研究センターからは教員がチームリーダーおよび長期/短期の専門家として派遣され,現地における研究教育を指導し,研修生を受け入れ,1999年から2年間のアフターケアにも個別専門家を送り出した.

バングラディッシュ農業大学院プロジェクト,バングラディッシュ

バングラディッシュ農業大学院
プロジェクト, バングラディッシュ

ベトナム・ハノイ農業大学強化計画

 1998年9月から5年間のJICAプロジェクトをバングラデシュと同様の方式で開始.フォローアップを含め,2004年まで実施.本研究センターが日本側支援大学コンソシアムの事務局を担い,長期/短期の専門家を派遣した.

ハノイ農業大学強化プロジェクト,ベトナム

ハノイ農業大学強化
プロジェクト,ベトナム

その他

 JICA「ケニア半乾燥地社会林業普及モデル開発計画」には半乾燥地での造林技術の開発に短期専門家を派遣し,9年間の協力により有効な植林技術を開発した.また,中国の黄土高原の植林事業への協力支援を行うとともに,アグロフォレストリーの技術開発にも力をいれている.
 また、JICA国別集団研修特設コース(ベトナム)「持続可能な農業開発のための高度研究技術」(2003)、ODAによる留学生無償支援事業に関わる現地専門面接官の派遣(ミャンマー・ベトナム)など、農学研究院と連携しながら、農学国際協力・高等教育について実践している.
 さらに、「ベトナム・タイ・ラオスにおける生物資源生 産に関わる高等教育研究の比較分析」(九州大学P&P:2001-2003)、「農学分野における研究パートナーシップの構築」(同、2003-2005)、「アジアにおける大学連携のための基礎研究」(同、2005-2006)など、九州大学のアジア戦略に即した研究を展開し、大学・研究機関との連携を構築し、アジアの持続的発展への貢献を目指している.

中国黄土高原における民間緑化事業による森林再生

中国黄土高原における
民間緑化事業による森林再生

集団研修コースの終了式

集団研修コースの終了式

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