未来の動物性タンパク質生産システムとしての水産
魚類の生殖・再生産のメカニズムを解き明かし、水産業・食料生産に貢献する
世界的な人口増加と経済成長による
食の変容により、
近い将来に動物性タンパク質の不足が
懸念されるなど、
水圏を利用した食料生産は
ますます重要になってきています。
世界で急速に成長を続ける
水産養殖の持続的な発展、
および、限りある漁業資源の
持続的な利用のためには、
その基盤となる海洋生物の再生産のメカニズムを
詳しく理解することが不可欠です。
私たちは、マサバ、カタクチイワシ、トラフグ、
性転換魚(ベラ科魚)などの
実験モデルを駆使して、
性や生殖を中心とした生命現象の
分子・細胞・生理機構に関する
基礎研究を行うとともに、
ゲノム編集技術や幹細胞操作をはじめとする、
未来の水産を志向した新しい生命科学技術に関する
研究開発を行っています。