Research

生殖に関する研究:性成熟、性分化・性的可塑性

「未知の現象を分子・細胞レベルで理解する」

魚類をはじめとする海洋生物の性や生殖に関しては、興味深い現象や未知のメカニズムが数多く存在しています。
こうした性や生殖に関わるメカニズムの解明し、魚類の生殖の仕組みの普遍性と種ごとにみられる多様性を明らかにしていきます。

これまでに当研究室で構築した海産魚の実験系やメダカ等の小型モデル魚を用いて研究を行っています。

マサバ
カタクチイワシ
トラフグ
ホシササノハベラ

新しい生産技術の研究開発

「分子・細胞メカニズムに基づいた新育種技術の開発」

魚類生理学、分子・細胞生物学、生殖工学などの知識や技術を基盤として、海産魚の新たな生産・育種技術を研究開発していきます。

・ゲノム編集技術
・生殖幹細胞操作
・エピジェネティクス解析

生産現場へ:持続可能な動物性タンパク質の生産を目指して


「異分野融合による新しい養殖の推進」

生産現場での課題解決や未来の持続的な養殖システムの構築を目指して、生産現場や異分野との連携により研究を進めていきます。

・海産養殖魚におけるゲノム編集技術の効果的利用法の検討
・海産魚の生殖幹細胞操作技術の開発
・マサバ養殖漁場におけるICTを用いた魚群のリアルタイム監視
・赤潮耐性魚の育種開発
・養殖魚の生理状態と給餌量との関係

唐津サテライト

九州大学では、令和2年8月1日から農学研究院附属アクアバイオリソース創出センター(ABRIC) を組織し、「明確な水産育種研究戦略に基づいた新養殖産業の創出」を目的とした取組みを進めています。この取組みにおいて九州大学は、唐津市と連携した共同研究の展開を図るために、唐津市水産業活性化支援センター内にアクアバイオリソース創出センター唐津サテライトを設置しました。