募集案内Recruitment

研究職につきたい学生!
樹木・キノコのポテンシャルの開発及びそれらを用いて
環境問題・高齢化社会に働きかける研究をテーマとしたい学生を募集!

当研究室に少しでも興味ある方は気軽に、いつでもスタッフまで御連絡ください!
こちらからスタッフへお問い合わせください。)

教育方針

基本的には一人一つのテーマをもちます。森林圏生物資源(樹木・キノコなど)を用いて、環境問題及び高齢化社会(高齢化疾患の予防、生理活性物質の探索、香粧品の開発、リサイクル、バイオレメディエーション、ファイトレメディエーション等)へ化学、生化学、分子生物学的にアプローチし、幅広い技術と考え方を身につけるよう指導しています。

朝ミーティング

毎朝9時15分から全員参加のミーティングを20分程度行っています。その際に、研究室の機器の状態を確認したり、連絡事項を伝えたりします。また、安全ガイドの講習会も行っています。当研究室は外国人のスタッフや留学生も多いので、朝ミーティングは英語で行っており、英語力の向上にもつながります。

ゼミ

毎週火曜日の午後1時からゼミを行っています。ゼミでは、学生は順番に、研究計画発表、研究経過報告、論文紹介などの発表を行います。詳細な内容は以下の通りです。

(1) 研究計画発表会

4月と10月に年間および月次の研究計画を発表します。また、研究計画の根拠となるデータとして、前年度までの最新データを報告します。ここで先生方や他の学生から意見をもらい、研究計画ブラッシュアップすることで、スムーズに実験を行うことができます。

(2) 研究経過報告

それまでの研究の結果をwordファイルでまとめ、みんなの前で報告します。この時に、研究結果をwordにまとめておくことで、卒論や修論を書く際に役立ちます。また、他の人の発表を聞くことにより、自分以外の分野・研究方法も知ることが出来、研究にとって大切な視野を広くもつことが出来ます。研究は何事も疑問を持つことが大切です。先輩の発表でも、自分が理解できないこと・疑問があるときは、積極的に質問をするようにしています。卒業するころには、立派にディスカッションできる能力が身につきます。

(3) 論文紹介

科学技術の進歩はすさまじく、ほんの数年前の知見が通用しないこともしばしばです。論文紹介では、過去3年以内の論文を読み、新たな情報や有益な情報を参加者に提供します。また、その論文の内容についてクリティカルに議論することを目的としています。

森林圏環境資源科学研究室への御質問にお答えします

(ア) 森林圏環境資源科学研究室では何を研究しているのですか?

樹木及びキノコ(担子菌)に関連する研究を幅広く行っています。研究技術としては、遺伝子、生化学、化学、細胞生物学などを扱います。特に環境問題や高齢化社会及び廃棄物リサイクルまで、現代社会のニーズにマッチした研究テーマを設定するようにしています。詳細は研究内容、業績をお読み下さい。樹木やキノコの機能性及び生理は不明な点が多く、根源的なサイエンスに繋がるだけでなく、あらゆることに応用できるために、研究範囲は広がりつつあり、本当に興味はつきません。

(イ) テーマはどの様にして決めるのですか?

新人に対しては、教室のテーマの中からいくつかを提案し、本人と相談で決めます。テーマが決まるとスタッフや関連分野の先輩方が直接、実験の指導をします。

(ウ) 森林圏環境資源科学研究室での研究生活を送る上でどんな性格や資質が必要なのでしょうか?

それは、わかりません。ただ体力・気力・粘り強さ・前向きさは必要だと思います。実験は、自分の思い通りの結果がでることは、まれです。最初は、20回エラーアンドトライを行って、まともなデータが一つでれば良いほうでしょう。その都度、自分を奮い立たせて、自分で理論的に物事を考えるしか、前に進む道はありません。そのためには、自分で自分を管理する「高度な自律性」と「効率的・効果的な行動」が重要です。つまり、小・中・高校時代のように、先生からの指示や影響によって自分の行動を規定されるのではなく、自分が自分のコーチとなること(セルフコーチング)が研究をする上で最も重要です。あとは、決して先入観を持たずに実験を行うことが、おもしろい結果を得るコツでしょう。それと「夢」を抱いて入ってきて欲しいと思います。ノーベル賞でも何でもいいですから。無謀な野望でもかまいませんので、とにかく「エネルギー」に満ち溢れている人は、何をしてもなんとかなるものです。

 

(エ) 大学院での生活で経済的に不安があるのですが・・・

経済的援助としては育英会の奨学金(月額11万くらい(返済の義務あり))、ティーチングアシスタント(大学院生のみ、年間数万円)などがあります。どうしても生活が大変な人にはアルバイトを紹介することもあります。

(オ) 卒業後はどんな進路が考えられますか?

卒業後は民間企業の研究職につく人から、公務員、ポスドクになる人などがいます。それぞれ、自分で希望する就職先を探します。

(カ) 教員はどんなヒトなんですか?

基本的には、ポジティブ思考かつ楽観的です。

(キ) 研究室の雰囲気はどんな感じですか?

現在、学生は博士課程が12人(社会人博士課程1人、留学生11人)、修士課程が7人(日本人4人、留学生3人)、4年生が3人、3年生3人です。学術研究員を含むスタッフや研究生を含めると総勢50人を超える大所帯で、研究とそれ以外のメリハリをしっかりとつけて、和気あいあいといろいろなイベントを楽しんでいます。(2024年2月21日現在)

※分からない点や、疑問点などがありましたら、どんなことでも結構です。
スタッフへお問い合わせください。

お問い合わせ

お問合せは、電子メールでお願いいたします。
お返事差し上げるのに時間をいただくことがございますが、 あしからずご了承ください。

准教授 清水 邦義 Kuniyoshi Shimizu

清水准教授

募集・オープンラボ等、当研究室に関する一般的なお問い合わせは、私(清水)までお願いいたします。

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