RESEARCH WORK

 私たちの研究室では水の持つ特殊な機能、食品の持つ機能について様々な視点から研究を行いその機能解明に挑戦しています。ここでは私たちが研 究している3つの分野について説明しています。

機能水研究分野

 機能水とは、通常の飲料水とは違い生体にとって有用な機能を持っている水を指し、当研究室ではこの不思議な水の科学的検証と証明を試みていま す。いくつか機能水をご紹介します。

亜臨界水
 超臨界水は高温と高圧条件下の水の事で、水なのに有機溶媒(アルコールやアセトン)と同じ性質になってしまい、有機溶媒にしか溶けないような物 質がすべて溶けるようになります。またイオン積(水がH+とOH-に電離している量、10-14 mol/L)が通常の水より3ケタも多くなり、加水分解反応が混でるだけで起こるようになり、この水を応用した研究を試みています。

電解水
 家庭用にも市販されている水の電気分解によりできる水で陰極にアルカリ電解水、陽極に酸性電解水ができます。アルカリ電解水は胃腸改善効果、酸 性電解水は除菌殺菌効果が証明されており、厚生労働省から認可を得ています。また、虫歯予防、美肌効果等が証明されています。当研究室ではこの水 がさらに酸化ストレス関連疾病(ガン、糖尿病、動脈硬化症、アルツハイマー等)を予防、改善することを明らかにし、その機構と効果を解明するため の研究を行っています。

溶存水素水
 電解水にも含まれる水素には最近生体酸化ストレス軽減効果を示すことが明らかとなっていますがその理由がわかっていません。例えば、水素を含ん だ水を脂肪肝誘発マウスに食べさせると普通の水を飲ませたマウスと比較して明らかに脂肪肝の少ないマウスができます。私たちは水素が新たな生体ガ スメディエーターとして機能する事を証明しようとしています。

天然還元水
 ある特殊な場所で採取される天然水に機能水様の効果を示す天然還元水が存在することを明らかになっています。そしてこの天然還元水が持つ効果に ついて科学的エビデンスを持って研究に取り組んでいます。先に書いた水の超臨界状態を人工的に作り出すのは大変ですが、熱水噴出孔の下や地殻深部 では簡単に条件がそろいます。そのためそのような環境下の水では通常考えられない化合物が溶け込み特殊な形状になると推測されます。私たちは天然 還元水がこのような機序で作られているのではないかと考えその証明を試みています。

また、この水研究から派生して金属ナノ粒子の生体に対する効果について研究を行っています。その一つが白金ナノ粒子の研究で、金属ナノ粒子の持 つ新たな機能及び生体有効利用を目的として研究を行っています。金属ナノ粒子の一つである白金ナノ粒子は水素の分子結合を容易に解離し原子状様水 素になることが知られています。私たちはこの原子状様水素が強力にガン細胞死を誘導することを明らかにしました。そのため現在ではこの水素と白金 ナノ粒子を用いた新しいガン治療法の開発を試みています。

機能性食品研究分野

 機能性食品とは我々が通常食べるものにおいて栄養、味だけではなく食品の第3の機能として病気や老化の予防、改善及び健康に寄与することがで きる食品をいいます。また食品中に含まれる病気改善予防、健康増進維持の助けになる微量成分を取り出して効果的に摂取できるようにした食品も機能 性食品といわれています。

 現代社会においては、地球環境の悪化、複雑な社会形態に伴うストレスの増加などにより、ガン、糖尿病、動脈硬化症、神経変性疾患、アレルギー 症などの酸化ストレス疾患が増加しており、医療費を圧迫する一因ともなっています。酸化ストレス疾患は様々な要因が複雑に絡み合って発症するた め、現代医学における分子標的医薬などでは十分な改善が見込めず、難治性疾患とされている疾病も多いのが現状です。そこでたわしたちはこれら疾病 に対して予防、改善効果の認められるような食品について研究を行いその作用機序解析、分析しより健康な社会を作る手助けができればと考えていま す。

エネルギー研究分野

 私たちは光、熱といったエネルギーを有効利用して生活しています。また電波も携帯電話やラジオ、テレビなどで広く利用しており、これら電磁波 は過度な条件でない限り我々に影響は及ぼさないと考えられています。しかし一部の研究ではこれら電磁波が生体に有効な効果をもたらすとして疾病治 療やヒーリングなどに用いられています。この研究には本当かどうかを検証するために現在も研究が進められているようですが、我々もこの電磁波が本 当に生体に影響を与えることができるのかどうか、私たちに何らかの良い効果を示す可能性があるのかどうかを検証しそのメカニズムの解明を試みてい ます。

 日本にはこの電気の力を利用して電場を作り出し、この電場用いた電位治療器という装置が普及しています。この電位治療器は頭痛、肩こり、不眠 症及び慢性便秘を改善するとして厚生労働省から家庭用医療器として古くから認可を得ていますが、なぜ効果があるのかについて十分に検証されていま せん。そこで我々はこの電位治療器の効能・効果の検証を行いエネルギー研究分野としてそのメカニズム解明を試みています。電場、電磁波というエネ ルギーが我々にどのように影響を与えることができるかを解明することによってエネルギー利用と健康について正しい情報を伝えることができればと考 えています。



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