はじめに

このサイトについて

赤米とナナホシテントウ
(福岡県二丈町にて)

田んぼの生物多様性については以前からかなり注目されており、一般的に認知度の高いトンボや水生昆虫、それから農生産に直結する主要害虫などは良い解説があります。しかし、天敵昆虫やクモに関しては同定の難しい種が多いことなどもあり、専門家以外の人が気軽に参照できるサイトはないようです。

そこで、このサイトでは、水田に生息する昆虫(クモを含む)、とりわけ九州と沖縄地方の水田に生息する害虫と益虫について紹介していきたいと思います。

解説にあたって

田んぼで暮らす昆虫たちを害虫と益虫、あるいは中立(=ただの虫)というように分けることができるとは限りません。「害虫」「益虫」という表現はあくまで人間の独りよがりな観点による分け方であり、状況や観点によって害虫になったり益虫になったりするものもあります。

ここでは、「イネを加害するかどうか」「米の生産にプラスになるかどうか」という観点から(便宜的に)分けているに過ぎません。

また、中立の虫(つまり、害虫でもないし一見すると益虫でもないもの)であっても、その存在が益虫の個体数を増加させる効果を持つ種(たとえば、有用なクモの餌となるなど)だっています。そのような中立の虫の存在があってこそ、田んぼの生態系が成立しているわけで、一見して「ただの虫」だからといって無視すべきものでもありません。

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