はじめに

研究内容

研究成果

メンバー

プロトコール
   蛍光変換蛋白質のバルク変換
   BY-2 細胞の形質転換

植物細胞(写真館)

タバコBY-2細胞

実験室写真館

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糖鎖修飾

 タンパク質、特に分泌系で輸送され、細胞膜や細胞外、液胞等に輸送されるタンパク質の多くは、糖鎖の付加を受けています。それらは、主にアスパラギン酸 残基にに付加されるN-結合型糖鎖と、水酸基を持つアミノ酸残基に付加されるO-結合型糖鎖に大別されます。その中でも、植物の糖鎖のうちO-結合型のものの主なものは、タンパク質中のプロリン残基がヒドロキシプロリンに変換され、その後糖鎖が付加されるという特徴を持っています。






植物特異的なO-型糖鎖修飾


 植物に特異的なO-型糖鎖修飾は、主に細胞壁や細胞膜に存在するタンパク質への修飾として知られていますが、液胞に局在するタンパク質にも同様な修飾を受けているものがあることが報告されています。
この修飾は、下図のように、ヒドロキシプロリン残基にアラビノガラクタン糖鎖が付加しているもの、ヒドロキシプロリン残基にオリゴアラビノース糖鎖が付加しているもの、セリン残基にガラクトースが付加しているものに大別され、そのうち後2者は、細胞壁構造タンパク質であるエクステンシンの主な糖鎖修飾であることが知られています。