院生の研究活動

 大学院生の研究活動の様子をご紹介します。カイコの飼育期間中は飼育作業と並行して実験や授業などに取り組みます。こちらのスケジュールは飼育期間中のとある一日の例です。
08:30ミーティング教員や学術研究員、技術専門職員等とその日の予定を確認します
08:40飼育蚕室で朝の給桑(餌やり)自分のカイコのお世話をします
09:00実験実験室で実験
10:00飼育除沙(カイコが食べ残した桑やフンを取り除いて蚕箔の中を掃除します)
10:30授業
12:00昼食
13:00授業
15:00実験実験室で実験
17:00飼育夕方の給桑 (翌朝まで十分足りる量の桑をカイコに与えます)
17:30ミーティング実験の進捗や飼育の状況について教員や学術研究員と打ち合わせ
18:00帰宅

研究室棟(カイコバイオリソース研究施設:伊都キャンパス ウエストゾーン AG22)

大学院の授業などが行われるウエスト5号館(農学系)までは、研究室棟から歩いて3分ほどです

研究室棟の1階には蚕室(カイコ飼育室)や上蔟室、貯桑室、調査室、大型のインキュベーターなどがあり、主に飼育のための室で構成されています

2階には実験室や催青室、浸酸母蛾検査室、教員室、学生室などがあります

実験室と学生室には、学生一人ひとりにスペースを準備しています

研究室棟の隣にはプレハブ棟が3棟あり、生殖細胞の凍結や移植、人工授精、隔離飼育などに使用しています

伊都キャンパス内には合わせて約3haの桑園があり技術専門の職員が管理しています。春から秋までは主にキャンパス内の桑園の桑を使用し、冬季は指宿試験地の桑を使用します

研究室棟の敷地内にも小さな桑園があり、必要に応じて手摘みすることもあります

多様なカイコ系統の中から自身の研究に適した系統を選びます

蚕室で自身の実験用カイコを飼育します蚕箔(さんぱく)と呼ばれる飼育かごなど伝統的な養蚕道具を使います

教員や学術研究員、職員、スタッフとともに飼育を行います。ベテランの職員やスタッフもサポートするので、カイコの飼育がはじめての学生もスムーズに飼育に取り組むことができます

研究用とは別に好きなカイコ系統を見つけるのも楽しみのひとつかもしれません。写真はM1菊地さんの“推し”42系統。菊地さんが「水墨画みたい」と目を細める体色は淡墨煤蚕(うすずみすすこ)と命名されています