保有する研究用カイコの系統数は、世界一。
100年以上にわたって継承してきたカイコ系統を
最先端の遺伝子研究に活かす《カイコの研究室》です
カイコは、低コストでの試験が可能なため
マウスなどの実験動物の代替生物として期待されています
有用薬剤のスクリーニングや病原体の毒性評価を行うことができます
カイコを活用して研究を行う
遺伝資源開発研究センターです
―― 私たちの研究室では、世界一といわれるおよそ800種の個性的な研究用カイコを飼育しています。このカイコ系統を活用し、個体レベルの形質調査や生殖巣の凍結保存、分子遺伝学実験、ゲノム編集、データ解析など、幅広い研究を行っています。また飼育するカイコをさまざまな形で応用することで、研究をはじめ教育、文化、産業にも貢献しています。


NBRPカイコ課題代表機関として
カイコやクワコの分譲を行っています
―― 当研究室は、NBRP(文部科学省 National BioResource Project)のカイコ課題代表機関となっており、カイコやクワコ、桑の分譲を行っています。研究機関等に分譲されたカイコは、最先端のワクチン開発や遺伝子工学など幅広い研究分野で活用されています。詳しくは分譲についてのページのご覧ください。
カイコの飼育は難しくありません
教育分野や個人にもお譲りしています
―― カイコの飼育はあまり難しくないことから、小学校から高等学校の教材としても好都合とされており、飼育観察や解剖実験など教育分野での分譲利用者が増えています。また研究・教育目的以外の個人の方にもお譲りしています。大学研究室ということで少しアクセスしにくく感じる方もいるかもしれませんが、分譲を希望される方はどうぞお気軽にお問い合わせください。桑やクワコの分譲も承っています。


本学以外からの大学院進学者も
積極的に受け入れています
―― 教育機関としては、大学院農学研究院生命機能科学部門において大学院教育を行っており、研究活動を希望する大学院生を受け入れています。昆虫に興味の有る人に限らず、生物や遺伝子の分野で進学先に迷っている方は一度、ご相談ください。九州大学以外の大学からの学生も歓迎しています。詳しくは大学院進学情報のページをご覧ください。

