カタライザー21(糖鎖栄養素抽出液、シアルマリン抽出液)

 現代社会においては、地球環境の悪化、複雑な社会形態に伴うストレスの増加などにより、ガン、糖尿病、動脈硬化症、神経変性疾患、アレルギー症などの酸化ストレス疾患が増加しており、医療費を圧迫する一因ともなっている。酸化ストレス疾患は様々な要因が複雑に絡み合って発症するため、現代医学における分子標的医薬などでは十分な改善が見込めず、難治性疾患とされている疾病も多い。「カタライザー21」(糖鎖栄養素抽出液、シアルマリン抽出液)は約30万年前の海藻由来の海藻堆積物を発酵させたものであり、種々の難治性疾患、とりわけ悪性腫瘍に改善効果を示すとされている。しかし、その活性成分についてはまだ充分に明らかにされていない。
 本研究ではカタライザー21(糖鎖栄養素抽出液、シアルマリン抽出液)中の生理活性物質を明らかにするともに、その特性を解明することを目的とする。
 これまでの研究によってカタライザー21(糖鎖栄養素抽出液、シアルマリン抽出液)成分が強い抗酸化作用を持つことを明らかにし、限外濾過による分画によってその活性が1000MW以下に存在することが明らかとなった。分画サンプルの有機分析、元素分析からカタライザー21(糖鎖栄養素抽出液、シアルマリン抽出液)に存在する抗酸化物質は酵素由来分解物の低分子有機金属ではないかと推測された。カタライザー21(糖鎖栄養素抽出液、シアルマリン抽出液)にみられる抗酸化活性は非常に安定していることから、新規の抗酸化物質の存在が期待される。
 また、1型、2型糖尿病モデルマウスを用いたカタライザー21(糖鎖栄養素抽出液、シアルマリン抽出液)の抗糖尿効果の動物試験では有意な絶食時血糖値の減少がみられ、耐糖能試験においても対象と比較して有意な血糖値の回復促進が確認された。培養細胞試験によってカタライザー21(糖鎖栄養素抽出液、シアルマリン抽出液)は糖取り込み活性の促進及びインスリン分泌の促進を行うことが明らかとなりカタライザー21(糖鎖栄養素抽出液、シアルマリン抽出液)による糖尿病の予防、改善効果が期待された。また、カタライザー21(糖鎖栄養素抽出液、シアルマリン抽出液)は担がんモデルマウスによる動物試験によって明らかな腫瘍形成の抑制が確認され培養細胞試験ではマクロファージ細胞の活性化、新生及び転移浸潤を抑制する効果を持つことが明らかとなった。

海藻堆積物(糖鎖栄養素抽出液)とは?

30万年以上も昔、生命力に満ち溢れた太古の地球でのお話です。断層運動で一部の地面が盛り上がり、海だった場所が湖のように孤立しました。そこへ土石流や火山灰が流れてきて、蓋をしたのです。
海のもの・山のもの、たくさんのものが閉じ込められ、長い年月をかけて発酵と分解が繰り返されました。魚介類・海藻・苔・海水中のミネラル・微生物などが共棲しながら、自然な形で他にはない地層が作られたのです。

「植物も動物も元気になれるなら、人にも」と、この栄養分を気軽に飲めるものを作ることにしました。それが「糖鎖栄養素抽出液(シアルマリン抽出液)」です。地下約10mから80mの間にある原料を採掘、撹拌し、発酵分解して熟成。不純物を取り除いた抽出液が誕生しました。これを摂取することで様々な作用が期待されるため、九州大学で研究・試験を行なっています。さらに、犬・猫などペットのヘルスケアのための商品を開発し、動物病院でも様々な形で処方されています。

海藻堆積物より抽出された液体(糖鎖栄養素抽出液・シアルマリン抽出液)の研究内容

  • 抗腫瘍・抗がん作用
  • アレルギー抑制作用
  • 皮膚創傷面の治癒促進作用
  • シミ形成の抑制作用
  • 糖代謝促進作用
  • 抗菌作用
  • 抗ウイルス作用
  • 抗酸化作用

糖鎖栄養素とは?

生命科学分野で注目されている物質、「糖鎖」。一つの細胞のまわりに500~10万の数で存在し、細胞間のコミュニケーションツールの役割を果たしています。生命活動に欠かせない重要なものですが、8種類の単糖で構成されており、それらが繋がって出来るものが「糖鎖」と呼ばれ、細胞内で糖転移酵素によって作られています
「海藻堆積物(糖鎖栄養素抽出液・シアルマリン抽出液)」はその全てを含おり、天然の糖鎖栄養素をバランス良く一度に摂取できるものは、他に類をみません。

糖鎖の働き

  • 主な役割は細胞間の情報伝達
  • ウイルスや細菌が侵入してきた際の免疫細胞への情報伝達
  • ホルモンや酵素・タンパク質が細胞に過不足しないように情報の管理
  • 癌細胞の情報を免疫細胞へ伝達する。

また、糖鎖異常を起こすと自己と非自己の見分けがつかずに自己免疫疾患を発症するリスクが高まります。

糖鎖の種類と多く含まれている食物

  • グルコース(ブドウ糖)
    ほとんどの植物や穀類
  • ガラクトース(乳糖)
    乳製品、ツバメの巣(燕窩)など
  • マンノース
    アロエベラ(ユリ科)、ツバメの巣(燕窩)など
  • フコース
    海藻類(メカブやモズク)、キノコ類、ツバメの巣(燕窩)など
  • キシロース
    穀類や植物の皮など
  • N―アセチルグルコサミン
    ツバメの巣(燕窩)、カニなどの甲殻類など
  • N―アセチルガラクトサミン
    ツバメの巣(燕窩)、牛乳など
  • N―アセチルノイラミン酸
    ツバメの巣(燕窩)、母乳など

まとめ

私たちは糖鎖栄養素を炭水化物のグルコースなどを材料に体内(肝臓)で作っています。
しかし、それには何種類もの酵素が必要です。
現代人は「精製された穀物」を食べる割合が非常に多く、糖鎖栄養素を作る為の酵素が不足しがちなため慢性的な糖鎖栄養素不足になりやすいのです。
糖鎖栄養素を摂取ししっかり補うには、野菜や果物、海藻類、玄米などに含まれているビタミンやミネラルも一緒に摂取する事が必要なのです。

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