研究内容

人類の健康長寿に資するグローバル腸内微生物学

ヒトの腸内には、数百種、百兆個もの細菌が共生しフローラ(微生物コミュニティー)を形成しています。近年の腸内細菌学の進展から、それらがヒトの健康や疾病に密接に関係していることが分かってきました。我々は、世界中の微生物学者、医学者、そして民間の研究者と共同研究しながら、世界中の人々の腸内フローラを解析し、食と健康との関係の理解に努めています。そして、優良な腸内フローラを宿すための食に関する知識を世に発信し、人類の健康長寿に貢献することを目標としています。具体的には次のように研究を展開しています。

抗菌ペプチド・バクテリオシンに関する研究

発酵食品などに広く見出される乳酸菌によって生産される抗菌ペプチド・バクテリオシンは、安全性の高い抗菌物質として様々な用途への利用が期待されています。優れた特性をもつバクテリオシンを探索し、その構造と機能、生合成機構、利用について、研究を行っています。