森林政策学研究室では下記のような研究を行っています。

 森林所有者の動向と山村の暮らし
 各地の森林所有者の方々にご協力いただき、農林業複合経営の変遷、森林の所有と管理の歴史など時々に応じたテーマで悉皆調査を行っています。
 中山間地域の市町村行政の現状、森林・林業に関する独自政策、山村定住に関する取り組みなど、森林や林業を支える上で重要な課題を明らかにします。

 林業従事者の動向
 森林の施業の担い手である雇用労働者、請負従事者、林業事業体など様々な形態で働く林業従事者の経営や労働条件について、インタビューやアンケートによる研究を行っています。

 木材流通構造
 原木市売市場、素材生産現場からの直送、製材工場自らの伐採調達など様々なルートで流通する原木の取引、価格形成について研究を行っています。

 その他、森林・林業に関わること
 森林環境税などの新しい政策、木質バイオマス利用などの新しい需要、森林環境教育など多岐に渡ります。

 海外の森林・林業
 ・東アジア(中国、台湾、韓国)
  コミュニティ防災、木材流通、農家民宿など
 ・ヨーロッパ諸国(ノルウェー、スウェーデンなど)
  林業政策、所有・利用の継承など
 ・熱帯アジア諸国(インドネシア、ベトナム、ミャンマー、ラオス、バングラデシュなど)
  社会林業政策、コミュニティによる森林管理など

配属学生の研究テーマについて

学部生、大学院生の研究テーマの決定は、本人の希望を優先し、研究テーマとなりうるものを相談して決めています。

卒業生たちの論文一覧