海洋資源化学研究室

実験設備・研究室風景

研究室の実験設備

外観 名前&解説
三連四重極型質量分析計
3200 QTRAP (AB SCIEX)

測定対象の分子をイオン化しその挙動を制御することで、構造解析や定量解析を行うことが出来る装置。HPLCと連結させ、主に脂質の定性・定量に利用している。分子種レベルで中性脂質やリン脂質、糖脂質を一斉に分析することが可能であり、脂質研究において非常に有益な機器である。
パーティクルガンシステム
PDS-1000/He (Bio-Rad)

高圧ヘリウムガスの爆発によって、目的遺伝子の発現コンストラクトをコートさせた金粒子を標的細胞に打ち込むことでDNAを導入する装置。他の方法では遺伝子導入が困難なラビリンチュラ類や真菌類の形質転換に威力を発揮する。
リアルタイムPCR
Mx3000P QPCR system (Agilent)

PCRによって増幅するDNAをリアルタイムでモニタリングする装置。PCR産物の増幅曲線より、鋳型となったDNA量を求めることが可能。主に遺伝子の発現量解析に利用している。
蛍光イメージングシステム
LAS X with DMi8(Leica)

操作が容易な蛍光顕微鏡。配属されたばかりの学生でも難なく使いこなす。ラビリンチュラ類の核や油滴の観察、蛍光タンパクでラベルした目的タンパク質の細胞内局在の解析などに利用。
サーマルサイクラー
Takara Bio, Bio-Rad, Biometra

精密かつ迅速に温度を制御することでPCR反応を行う機器。ほぼ毎日稼働している。
ガスクロマトグラフィー
GC-2014 (Shimadzu)

キャピラリーカラムとキャリアーガスを用いて、流れる気体と固定相との間でそれぞれの成分を分離・検出する装置。主に脂肪酸(メチルエステル)の組成解析に利用する。
発光・蛍光イメージングシステム
EX-Capture II (Atto)

CCDカメラによって、サンプルが発する化学発光シグナルや蛍光シグナルを集光し、デジタル画像として取り込む装置。主にウエスタンブロット解析に利用している。
HPLC
Elite LaChrom system (Hitachi)

写真はフォトダイオードアレイ検出器を備えたHPLC。その他、蛍光検出器、紫外検出器を備えたHPLCを有している。目的とする化合物の定性、定量、精製に利用。