植物生産生理学研究室へようこそ!

作物の生産性を向上させることは、農学の最も重要な課題です。

私たちは光合成の基本的な機構を解明し、農業生産の未来と向き合っています。

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研究室の沿革

 本研究室は、植物学講座として大正10年(1921年)農学部の創設と同時に生物系の教育研究を担う基礎講座の一つとして開設されました。 同年5月には、初代教授として纐纈理一郎先生が着任しました。研究室開設当初の研究テーマは植物における水分生理であり、続いて作物の開花生理や休眠の研究、 飼料作物の物質生産研究へと発展して行きました。
 昭和38年(1963年)4月には、講座名は植物学講座から栽培学講座へと変更されました。その後今日に至るまで、 作物を中心とした植物の光合成・物質生産機構の解明と農業生産への応用を主要なテーマとして研究を進めています。平成12年(2000年)4月には、 大学院重点化にともない栽培学講座から植物生産生理学分野へと名称を変更しました。

 2019年度より東江栄先生が現教授に着任され、新体制となりました。これまで100年以上に亘って続いた歴史を受け継ぎつつ、新たな分野へと視野を拡大した研究を進めています。
 私たちは、「光合成」「非生物的ストレス」を研究テーマとして掲げています。光合成型を変換したり、塩環境下で生育する植物の性質を応用することで、光合成型の変換及び環境ストレスに対応した新たな食糧作物の作出を目指しています。
 主な実験手法は、作物学的性質(収量・水利用効率など)や植物生理学的性質(光合成速度・酵素反応など)の調査、遺伝子導入実験等の分子生物学的実験、及びコンピュータを用いた生物情報解析(バイオインフォマティクス)です。