低分子化フコイダンはがん細胞に対し、どのように作用するか。研究で明確になった作用は次の3点です。
- アポトーシス誘導作用
- 血管新生抑制作用
- 免疫力強化作用
この三大作用を要約すると、低分子化フコイダンはがん細胞に直接作用し、がん細胞を自然死(アポトーシス)に導きます。また、がん細胞に栄養を運ぼうとする血管が新たにできることを抑制し、患者さん自身の免疫力を高めます。

一般的に抗がん剤は正常な細胞にまでダメージを与えますが、低分子化フコイダンはがん細胞だけに働きかけます。つまり「副作用のない抗がん剤」であると同時に、正常細胞の機能をより強化していくということが今までの私たちの研究でわかってきています。