上野高敏 Takatoshi UENO

九州大学大学院農学研究院 生物的防除研究施設

スズメバチに注意!

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ヒメスズメバチ

スズメバチは、社会性の蜂の仲間です。自然界では節足動物を狩る強力な捕食者として君臨し、生態系の中で重要な役割を果たしています。環境変化に敏感で、一般には自然度を良く反映する昆虫でもあります。

残念ながら、その強力な毒針と毒を人間に向けることがあり、スズメバチに刺された結果、亡くなられる方も毎年出ています。

しかし、スズメバチの習性を知り適切に対応していけば、被害は確実に減らすことができると思います。

被害増加の理由

野外活動中の学童が多数襲われるなどの被害が増えています。福岡市やその近郊は自然が比較的良く残っているため、もともとスズメバチの密度が高いこともありますが、それだけでなく、スズメバチの個体数が都市部とその周辺で増えていることも理由です。

2013年も要注意[2013年9月2日追記]

2013年は例年にない圧倒的な猛暑と少雨のせいで、福岡市などの平野部では2012年よりもハチの発生量は少ない傾向にあるようです(山間部では逆に増えているところがあります)。

しかし今後も暑い日が続くと、ハチの活動が活発になり、巣も大きくなるため、例年通りスズメバチに対する注意喚起が必要です。また猛暑を避けるため、普段より風通しの良い場所(軒下など人に接する機会が多いところなど)に巣を引っ越ししている例がかなりあるようですから、急にハチの数がとても増えた場合は、巣が近くにあるかもしれませんので注意してください。

2012年

ここ数年、業者によるスズメバチ駆除件数は増加していますし、さらに2012年は前年を明らかに上回る勢いで駆除依頼が増えているそうです。

スズメバチに遭遇したら

夏の後半から晩秋にかけ、スズメバチにとってとても重要なシーズンに突入します。次の世代を担う新女王蜂(と雄蜂)が出てくる時期なのです。

彼らにとって1年の総決算ともいえるこの時期は、スズメバチが一番敏感になるとき。彼らの宝である新女王をなんとしても無事に巣立たせる必要があるため、巣に近づく敵とおぼしき生物を働き蜂たちが集団で襲ってきます。

スズメバチの種類によって攻撃性に違いがありますが、まずはお互いいらぬいさかいごとを避けるのが良いに決まっています。これからの時期は蜂の巣に近づかないことがなによりです。ましてや巣に石を投げつけるなど、蜂を刺激するような事は絶対に避けてください。

注意喚起

とりわけ都市部でスズメバチが近年増加している理由について、個人的な考えを簡単にまとめてみました。なお、ここで言う『都市部』とは、全く自然の残っていない都会のど真ん中ではなく、雑木林などある程度自然が残っている公園や緑地がある都市とその周辺のことになります。

スズメバチが多発するのはなぜ?

このPDFファイルは、教育機関や公的機関などで注意喚起などの公的な目的で使用する場合に限り、自由に参照、コピー、配布していただいて構いません。

2時間ほどで急いで作った物なので、不正確、不明瞭な点があるかもしれません。お気づきの点がありましたら、お気軽にお問い合わせよりご連絡ください。

「八重山地方における注意すべきハチの被害と対策 〜蜂に刺されるのを避けるために〜」というテーマで講演を行いました。こちらに講演資料の一部を紹介しています。

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