高速液体クロマトグラフ質量分析装置 LCMS-IT-TOF
概要
メーカー | 島津製作所 |
設置場所 | ウエスト5号館305室 |
担当者 | 赤坂 |
特色
高精度MSn測定、正負イオン高速切換測定が可能。精密質量測定能が高く、分子イオン及びフラグメントイオンの分子組成推定が可能であるため、代謝物プロファイリングやバイオマーカー探索の分野にも有用である。
参考URL
http://www.an.shimadzu.co.jp/lcms/it-tof.htm
利用事例論文リスト
主な仕様
MS部 | LCMS-IT-TOF |
質量範囲 | m/z 50~5,000 |
分解能 | 10,000 (FWHM at m/z 1,000) |
質量測定精度 | < 5 ppm (内部標準法), < 20 ppm (外部標準法) |
スペクトル測定周期 | 10スペクトル/sec |
正負切替時間 | 100 msec |
MSn測定 | n = 10 まで設定可能 |
イオン源 | ESI |
HPLC部 | Prominence |
ポンプ | LC-20AD(2ポンプ高圧グラジエントシステム) |
脱気ユニット | DGU-20A5 |
オートサンプラ | SIL-20AC (サンプルクーラー搭載) |
カラムオーブン | CTO-20A (室温-10℃から設定可) |
検出器 | SPD-20A(UV 2波長検出) |
ソフトウェア | LCMSsolution version 3.81 |
フローインジェクション(In-fusion)測定も可能ですが、事前に担当職員にご相談ください。
ご利用方法・注意事項
依頼測定(分析を依頼する場合)
依頼測定のご利用方法
事前にお打ち合わせの上、利用申込書およびサンプルをセンター技術室(ウエスト5号館312室)にご提出(又はご送付)下さい。
測定結果をご連絡した後に測定料金をご請求させていただきます。
測定料金
11,000円/サンプル
原則として質量データが得られなかった場合にも課金いたします。
測定には1~2週間かかります。機器メンテナンス等で完了までお時間をいただく場合もあります。
測定サンプルについて
測定サンプルはHPLC測定純度のものに限ります(カラムおよび質量分析装置へのダメージを軽減するため)。
サンプル量はタンパク質消化物 数pmol以上が目安です。それ以下の場合はご相談下さい。
分析条件について
依頼測定ではHPLCの条件検討は原則として行いません。ご指示いただいたHPLC条件でのみ測定致します。詳しくはお問い合わせください。
自主測定(装置をご利用の場合)
利用料金
1,300円/時間
測定サンプルについて
サンプルは適切な前処理を行い、フィルター処理等で固形物は全て取り除いてください。検出器やインターフェイスへの残存をできるだけ防ぐため、試料導入量が多くならないようご検討ください。
移動相について
移動相にはリン酸塩等の不揮発性の塩はMS部で析出するためご利用できません(HPLCのみの利用であっても不可)。塩の析出を防ぐため、使用前後に塩なしの移動相で通液することを推奨いたします。なお、イオンペア試薬のご利用は堅くお断りさせていただきます。
装置利用時の消耗品について
カラム、移動相、サンプルバイアルは各自ご準備の上、ご利用当日にお持ち込みください。お持ち込みいただく物品のセンターでの保管は原則お断りいたします。