ガスクロマトグラフ質量分析計 GCMS-TQ8040 NX

概要

メーカー島津製作所
設置場所ウエスト5号館305室
担当者松永

特色

万能型トリプル四重極型GC-MS。高感度での多成分一斉分析が可能。Smart EI/CIイオン源によりEIとCI法を簡単に切り替えることが可能。メソッドパッケージによりMRM分析メソッドを短時間で作成可能。

参考URL

https://www.an.shimadzu.co.jp/gcms/tq8040/index.htm

主な仕様

・MS
GCインターフェイス部
温度 室温~350
イオン化部
イオン化法 電子イオン化(EI), 化学イオン化(PCI/NCI)
イオン化電圧
30200 eV
エミッション電流
5250μA
フィラメント デュアルフィラメント(自動切換)
温度
140℃~300
分析部
Q1, Q2分析部
プリロッド付四重極
衝突ガス アルゴン
分解エネルギー
60eV
マスレンジ 
m/z 101090
検出部
検出器  コンバージョンダイノード付き二次電子増倍管
・GC
カラムオーブン
温度 450
注入口
試料注入ユニット種類 スプリット/スプリットレス
温度 450
カラム
カラム DB-5 30 m×0.25 mm I. D., 1.0 µm (Agilent J&W GC カラム)
・ソフトウェア
GCMSsolution
Smart DatabaseSmart Metabolites Database
Smart Environmental Database 

メソッドパッケージ

・Smart Environmental Database (GC/MS環境汚染物質分析用データベース)
環境汚染物質分析用のMRMメソッド作成をサポートするデータベース。
参考URL: https://www.an.shimadzu.co.jp/gcms/smartdb/environmental.htm

・Smart Metabolites Database (GC/MS代謝成分分析用データベース)
代謝物測定を支援するGC/MS,GC-MS/MS用のデータベース。
参考URL: https://www.an.shimadzu.co.jp/gcms/smartdb/metabolite.htm

ご利用方法・注意事項

装置の利用により得られた研究成果について学会や学術論文等にて公開される際は、九州大学大学院農学研究院研究教育支援センター(Center for Advanced Instrumental and Educational Supports, Faculty of Agriculture, Kyushu University)にて実施された旨、あるいは当センターの機器を使用された旨を謝辞や実験方法の項への記載をお願いいたします

依頼測定(分析を依頼する場合)

依頼測定のご利用方法

ご依頼の前に事前相談をお願いいたします。その後、依頼測定利用申込書をご提出の上、センター技術室(ウエスト5号館312室)までサンプルをお持ち(又はご送付)下さい。
測定結果をご連絡した後に測定料金をご請求させていただきます
結果が出ない場合でも測定料金をご請求させていただきます

測定料金

学内: 2,700円/サンプル  学外: 11,000円/サンプル
原則として質量データが得られなかった場合にも課金いたします。
測定には測定条件などにもよりますが1週間ほどかかります。お急ぎでのご依頼の場合は、ご相談ください。

測定について

カラム
支援センター保管のカラム以外での分析をご希望の場合は、依頼者自身がカラムをご準備ください。カラムの情報は<仕様>のGC部分をご覧ください。
サンプル
揮発性(<300℃)の液体サンプル(反応性、吸着性の高い化合物は受け付けません)
誘導化は各自で行ってください。誘導化されていないサンプルは受け付けておりません。
SPME法分析をご希望の場合はご相談ください。ただし、HS法は受け付けておりません。
使用ガス
キャリアガス:ヘリウム
コリジョンガス:アルゴン
試薬ガス:イソブタン

自主測定(装置をご利用の場合)

自主測定のご利用方法

機器・実験室利用申込書をご提出してください。
使用料金は1時間あたり1,800円(学外:4,100円)です。各種研究経費によるお支払いが可能です。予約の際に経費を指定してください。

使用上の注意

  1. GCMS-TQ8040 NX(以下、本装置)の利用は、機器・実験室利用申込書をご提出し操作講習会を受講した方に限ります。
  2. 利用に関して、利用登録並びに講習会受講後に農学研究院研究教育支援センターホームページ上にある装置予約システムで予約を行った上で、ご利用ください。入室には利用登録後にお渡しいたします利用証(カードキー)をご利用ください。退室時に無人になる場合は必ず施錠してください。カードキーの取り扱いにはくれぐれもご注意ください。
  3. 測定時は必ず白衣を着用してください。
  4. 測定サンプルは揮発性(気化温度 <300℃)の化合物のみとします。装置へのダメージを防ぐため、気化しない化合物(無機金属、イオン類、塩類)は測定不可とします。吸着性の高い化合物(カルボキシル基、水酸基、アミノ基、イオウ等をもつ化合物)は誘導体化などを行いカラムへの吸着を防いでください。
  5. 支援センター保管のカラム以外での分析をご希望の場合は、各自でカラムをご準備ください。サンプルバイアルについては各自でご準備をお願いいたします。
  6. ガラスインサート並びにカラムの交換をご希望の場合は、装置担当者にご相談の上、行ってください。無断での交換を禁止致します
  7. データファイルは所定の研究室のフォルダー内に保管し、バックアップは各自でおこなってください。USBメモリを使用する場合は必ず直前にウイルスチェックをおこなったものを接続すること。
  8. 使用簿に必要事項を記入し、かならず開始時刻、終了時刻、使用時間、サンプル数並びにガスの1次圧をご記入ください。また、使用時間は1時間単位になります。
  9. 終了後長期間ご利用並びに予約がない場合、装置の停止をお願いいたします。装置を停止した際には必ずガス(He, Ar, iso-C4H10)の元栓を閉じてください。