ガスクロマトグラフ GC-2014AFsc

概要

メーカー島津製作所
設置場所ウエスト5号館305室
担当者松永

特色

ガス並びに400℃程度までで気化する液体などのサンプルの定性、定量分析が、また、カラムの選択により、無極性から極性サンプルの幅広い分析が可能

参考URL

https://www.an.shimadzu.co.jp/gc/gc2014.htm

主な仕様

カラムオーブン
温度範囲 室温+10~400℃
プログラム段数 20段
プログラムレート設定範囲 -250~250℃/ min
全ステップ合計時間 ~9999.99 min
直線昇温範囲 ~150℃(30℃/ min), ~250℃(20℃/ min),
~380℃(10℃/ min), ~400℃(7℃/ min)
冷却速度 300~50℃まで 6 min以内
試料注入ユニット
温度範囲 ~400℃
温度設定 1℃ステップ
試料注入ユニット種類 スプリット/スプリットレス
キャリアガス流量制御部
キャピラリ・スプリット/スプリットレス ・注入圧力モード
カラムオーブン昇温中にカラム入口圧力が一定に保持される
・線速度モード
カラムオーブン昇温中にカラム平均線速度が一定に保持される
検出器ユニット
水素炎イオン化検出器(FID)
温度範囲 ~400℃
温度設定 1℃ステップ
最小検出量 3 pgC/s(ドデカン)
ダイナミックレンジ 107
付属
オートインジェクタ AOC-20i(サンプルセット数:6)
PC Lab solution

ご利用方法・注意事項

ヘリウムガスの供給不足の現状や価格高騰などから、支援センターではキャリアガスを窒素ガスに限定しております。
装置の利用により得られた研究成果について学会や学術論文等にて公開される際は、九州大学大学院農学研究院研究教育支援センター(Center for Advanced Instrumental and Educational Supports, Faculty of Agriculture, Kyushu University)にて実施された旨、あるいは当センターの機器を使用された旨を謝辞や実験方法の項への記載をお願いいたします。

依頼測定(分析を依頼する場合)

依頼測定のご利用方法

ご依頼の前に事前相談をお願いいたします。その後、依頼測定利用申込書をご提出の上、センター技術室(ウエスト5号館312室)までサンプルをお持ち(又はご送付)下さい。
測定結果をご連絡した後に測定料金をご請求させていただきます。
結果が出ない場合でも測定料金をご請求させていただきます。

測定料金

3,000円/サンプル(暫定料金)
原則として質量データが得られなかった場合にも課金いたします。
測定には1週間ほどかかります。お急ぎでのご依頼の場合は、ご相談ください。

測定について

カラム常時接続カラム:HR-1(30 m x 0.32 mm x 0.25μm)
支援センター保管のカラム以外での分析をご希望の場合は、依頼者自身がカラムをご準備ください。
サンプル揮発性(<300℃)の液体サンプル(反応性、吸着性の高い化合物は受け付けません)
キャリアガスN2ガス

自主測定(装置をご利用の場合)

自主測定のご利用方法

機器・実験室利用申込書をご提出してください。
使用料金は1時間あたり 460円です。お支払いは現在、校費のみです。中央分析センター登録後、各種研究経費によるお支払いが可能です。予約の際に経費を指定してください。

使用上の注意

  1. ガスクロマトグラフGC-2014AFsc(以下、本装置)の利用は、機器・実験室利用申込書をご提出し操作講習会を受講した方に限ります。また、高圧ガス及び液化ガスを安全に取り扱うための講習会を受講するようにお願いいたします。
  2. 利用に関して、利用登録並びに講習会受講後に農学研究院研究教育支援センターホームページ上にある装置予約システムで予約を行った上で、ご利用ください。入室には利用登録後にお渡しいたします利用証(カードキー)をご利用ください。退室時に無人になる場合は必ず施錠してください。カードキーの取り扱いにはくれぐれもご注意ください。
  3. 時間外(平日17時以降と土日祝日)に使用を希望される場合も、利用登録時にお渡しいたしました利用証(カードキー)をご利用ください。カードキーの取り扱いにはくれぐれもご注意ください。
  4. 測定時は必ず白衣を着用してください。
  5. 測定用分析カラムは無極性カラムを支援センターで管理しております。このカラムは本装置に取り付けたままにしております。他のカラムを使用される場合は、各自で取り外し、利用されるカラムを取り付けてください。取り外し、取り付け等の作業を行う際は装置の温度が40℃以下になっていることを確認して行ってください。これらの作業で支援センターのカラムが痛んだ場合は、カラム料金を要求いたしますのでご了承ください。
  6. 本装置は可燃性ガスであるH2ガスを使用します。大変危険ですので、取り扱いにはご注意ください。ガスの使用が終了したら、直ちにボンベの元栓を閉じてください。
  7. 測定中は試料気化室や検出器、INJ/DETカバーは大変高温になっております。手を触れないでください。やけどをする恐れがあります。
  8. 測定が終了しましたら、カラムオーブンや試料気化室、検出器が十分に温度が下がってから装置の電源を落としてください。その際、カラムの空焼きを防止するため、キャリアガスであるN2ガスは止めず、流し続けてください。装置の電源を落としてから、ボンベの元栓を閉じてください。
  9. 終了時には下記の点を必ず確認ください。
    • GC装置本体、PCの電源をOFFにしているか
    • コンプレッサーの電源を切り、ドレインを開けているか
    • H2、N2ガスのボンベの元栓をとじているか
  10. 装置の利用により得られた研究成果について学会や学術論文等にて公開される際は、九州大学大学院農学研究院研究教育支援センター(Center for Advanced Instrumental and Educational Supports, Faculty of Agriculture, Kyushu University)にて実施された旨、あるいは当センターの機器を使用された旨を謝辞や実験方法の項への記載をお願いいたします。