偏光ゼーマン原子吸光光度計 Z-2300

概要

メーカー⽇⽴ハイテクサイエンス
設置場所ウエスト5号館305c室
担当者松永

特色

偏光ゼーマン法を用いてバックグラウンドを補正することで、ppm~ppbオーダーまで金属の濃度測定が可能。ランプを変えることで、様々な金属を測定が可能。

参考URL

https://www.hitachi-hightech.com/hhs/products/ai/aa/
(現在、Z-2300は生産終了装置)

主な仕様

分析法 フレーム
測定モード 原子吸光および炎光
分光測光部
測光方式 ダブルビーム方式(偏光ゼーマン法)
波長範囲 190~900 nm
スリット 4段(0.2、0.4、1.3、2.6 nm)
光源部
ランプ装着本数 8本(ターレット方式)、同時点灯 2本
点灯電流 1.0~20 mA(平均電流)
ランプ位置設定 自動位置設定・微調整機能付き

ご利用方法・注意事項

装置の利用により得られた研究成果について学会や学術論文等にて公開される際は、九州大学大学院農学研究院研究教育支援センター(Center for Advanced Instrumental and Educational Supports, Faculty of Agriculture, Kyushu University)にて実施された旨、あるいは当センターの機器を使用された旨を謝辞や実験方法の項への記載をお願いいたします。

自主測定(装置をご利用の場合)

自主測定のご利用方法

機器・実験室利用申込書をご提出してください。
使用料金は1時間あたり 600円です。原則、校費による移算でのお支払いになります。予約の際には校費を指定してください。

使用上の注意

  1. 装置利用は、あらかじめ機器・実験室利用申込書をご提出し、担当職員(松永)による利用者向けの操作講習会を受講した方に限ります。また、なるべく高圧ガス及び液化ガスを安全に取り扱うための講習会を受講するようにお願いいたします。
  2. 利用に関して、利用登録並びに講習会受講後に農学研究院研究教育支援センターホームページ上にある装置予約システムで予約を行った上で、ご利用ください。入室には利用登録後にお渡しいたします利用証(カードキー)をご利用ください。退室時に無人になる場合は必ず施錠してください。カードキーの取り扱いにはくれぐれもご注意ください。
  3. 測定時は必ず白衣を着用してください。
  4. 懸濁物が残っているサンプルは測定できません。必ず、ろ紙などで濾過したものを用いてください。
  5. フレーム分析において、その取扱い方法によっては逆火または逆火による引火により爆発や火災が発生することがあります。そのため、装置横に設置しております「原子吸光光度計を安全にご使用いただくための厳守事項」を熟読のうえ、厳守してください。
  6. 測定時の注意点については、装置横に設置しております「原子吸光光度計使用時の注意点」をご確認の上、必ず厳守してください。
  7. データファイルは所定の研究室のフォルダー内に保管し、バックアップは各自でおこなってください。USBメモリを使用する場合は必ず直前にウイルスチェックをおこなったものを接続すること。ウイルスチェック用のパソコンは支援センター技術室に用意しています。こちらをご利用ください。
  8. ランプの交換は担当職員立会いの下で行います。ランプ交換を要する場合は、使用前にその旨をお伝えください。
  9. 測定終了後は以下の操作を行うこと。
    • 純水を吸わせながら、15分間装置内部とバーナーを洗浄
    • ボンベの一次圧を確認
    • ガスの元栓の確認、コンプレッサー、チラー、装置の電源、ダクトのスイッチをOFF
  10. 測定の際に、排出された廃液は利用者が回収してください。
  11. 使用終了後に使用簿を必ずご記入ください。